つみきのいえ
ここでは、「つみきのいえ」という本をご紹介します。
アメリカのアカデミー賞で短編アニメーション部門に輝いた作品が、その監督と脚本家自身の手で絵本として出版されたものです。
「つみきのいえ」のあらすじ
舞台は、海面が上昇したことで、水没しつつあるどこかの街。
そして、この本の登場人物は、まるで「つみき」を積んだかのような家に暮らしている老人ただ一人だけなのです。
彼の毎日は、海面が上昇するたびに、上へ上へと家を建て増しすることだけ。
ある日、老人はお気に入りのパイプを海中へと落としてしまいます。
パイプを拾うために、老人はダイビングスーツを着込んで海の中へ潜っていきます。
深く海に潜っていくうちに、かつて暮らしていた部屋が次々と現れます。
老人の心の中に、かつて一緒に暮らしていた家族とのなつかしい思い出たちが、次々とよみがえってきます。
「つみきのいえ」の魅力
なんといっても、独特の世界観が、この作品の魅力です。
いい意味で、日本人離れした絵のセンスにも脱帽してしまいます
。
海に潜っていくにつれ、たくさんの思い出たちが走馬燈のように流れていきます。
楽しかったこと、悲しかったこと、すべてが通り過ぎて行ってしまった遠い時間…。
老人の人生が、切なく描写されていきます。
この本のもととなったアニメーションと、一緒に楽しんでいただきたい作品です。
